日本人が「ペルシャ」
と聞いて思いつくのは
・ペルシャ猫
・ペルシャ絨毯
ですよね。
今回イランで私は絨毯を購入しました。
憧れのペルシャ絨毯。
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2枚購入で日本円にして120万円ほど。
金額にしては高いですよね?
でもこれは
1枚につき少女の6年分の努力
なのです。
シルクの手織り絨毯は出来上がるまでに
時間がかかります。
1枚につき、1年で10万円。
丸々彼女たちの手に入るわけでもありません。
これを買ったイスファハンにある
アルメニア人の町の絨毯屋さんは
政府の支援を受けています。
イランでは、田舎の
絨毯屋さんはどんどん
潰れているのが現状です。
どんどん機械化が進んでいるし、
手織りの絨毯は儲けが少ないから
なくなる職業になってしまっているのです。
商業的思考で観光大国となったトルコなら、
私が買ったものと同じようなトルコ絨毯は
おそらく金額は5倍程度になるし
日本で買っても5〜10倍の価格になります。
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ペルシャ絨毯はそれだけ価値があるのです。。
だから、価値にして考えてみたらとても安い。
今回、私が友人としている
お金の基礎スクールである
「ひろたまアカデミー」の収益の一部を
充てさせてもらいました。
私は自分のことはいいんです。
物欲もない。
(今回の絨毯はたまたま事務所に使いたい
ということとイランの伝統文化が好きだから、
今後自分の好きな地域の活性化も仕事に
していきたいからということで買わせて
いただきました。)
だけど、世界のテロ活動を止めることや
日本人があまり知らない中東という
素晴らしい国々の助けになればいい、
と思っています。
なぜこんなに中東やその周辺諸国が
好きかというと
本当の意味で人生を変えられたからです。
20歳くらいまで本当に
「人」というものが嫌い
でしたし21歳の頃まで
「どこで死のうかと死に場所」
を探していた私。
それがたまたまシリアに旅をして中東で
「思いやり」
「旅人を歓迎するイスラムの人々」
のあたたかさに触れた事で私の人生は
変わりました。
別に何かあったわけじゃない。
家もそこそこ裕福だったし友達もいた。
人から見たら幸せに見えると思いますし
私も幸せに見えていたんだろうな、
と感じています。
それでもいつも満たされなくて
周りが嫌いなものばかりと
思っていた私の心が本当の意味で
満たされたのはシリアでのことでした。
私は彼らにとって「ただの旅人」でしかない
のにとても優しく受け入れてくれて
絶対にそんなには知らない日本のことを
「いい国だ」と褒めてくれて。
それからアラブの国にどっぷりハマり
ペルシャ(イラン)も大好きになりました。
私を救ってくれた国に
恩返しをしながら
私も成長しながら生きていきたい
と強く思うわけです。
世界1周をしてたくさんのことを学べたけど
「私の人生のテーマは地球と
人類の歴史を知ること」
と決めさせてくれたのは中東諸国。
もらうだけじゃいけないと思う。
私はどんどん情報も発信していくし
私の理想と思う生き方を追求していきます。