アジア

2021年世界はどう変わるか?米中、欧州、日本は?

あけましておめでとうございます。

旅魔女トレーダーの廣田真美です。

去年は新型コロナが世界で大流行し、リモートワークやイベント中止、移動しないなど、通常とは違うことが盛りだくさんでした。早く状況が収まり、以前のように縛りなく移動ができ、経済活動が元に戻ることを祈っております。

米国新政権誕生世界は変わるのか?

今月、トランプ政権が終了して新たにバイデン政権が誕生します。今までのトランプさんは共和党で、バイデンさんは民主党。考え方が異なる政治となるでしょう。

しかし、どちらにしてもトランプ政権がしてきたことや新型コロナで止まってしまったことをバイデンさんは正す、と言っているためめちゃくちゃ苦しくなることが予測されます。

新型コロナに関しては、ワクチン開発がされたからと言って安心できる状況ではまだなく、英国やイタリアでは感染力の強い今までとは違う型のウイルスが流行していますからね。

今回の新型コロナで世界中の経済活動がストップして、たくさんの失業者が出ましたし、経済的な復興は時間がかかります。これは世界どこでもそうですが、米国は広い上に人口も多いので、かなり苦戦することは免れないでしょう。

また、米国外との関係もバイデン政権は「トランプ政権が壊したものを再び良くなるようにする」と言っているため、今までとは違うタイプの外交となりそうですね。

トランプさんは娘婿のクシュナーさんがユダヤ人だったことや、自身の支持者の関係から、かなりイスラエル寄りの政治をしてきました。

そのため、UAEやバーレーンをイスラエルと国交正常化に持って行ったり、イスラエルの首都をテルアビブからエルサレムに移すという、アラブやペルシアの怒りを買いそうな行動をとっています。

しかし、ペルシア(イラン)はアラブともイスラエルとも仲が悪いですが、アラブは共通の敵イランよりも、米国の友好国イスラエルと手を結ぶことが将来のためと感じたのでしょう。

イスラエルの首都がエルサレムになることも、同盟国のイスラエルとの国交正常化にも文句をつけていません。

アラブの国のボス、サウジアラビアの皇太子もイスラエルのネタニヤフ首相と極秘で会っていたと報道も出ました。双方否定してますが、このような報道が出ること自体、今までとは違いますからね。

イスラエル建国のために、土地を奪われ、エルサレムという未来の首都という希望を奪われたパレスチナはかわいそうですが、、。

米国が中東諸国とどう付き合うかで、原油価格や株価に変化がおきますから、この辺りも引き続き見ておきたいポイントです。

世界がどの程度変わるかは、新型コロナが収まらない限りなんとも言えないところではあります。

ただ、バイデン政権はトランプ政権の良くも悪くも感情的な政治ではないはずなので、軍事費の使い方やイランや北朝鮮などとの付き合い方が変化することが予測されます。

強行ではなく、対話、平和的な外交をしてもらえると嬉しいですね。

米株、日本株、実態なく上がり続ける状況・・・

為替は今ひとつなレートですが、米国の株も日本株も上昇し続けています。経済的にはまったく良い状況ではないのに。

これは、各国が金融緩和をし続けているからですね。そのため、株価は下がりません。

締めた瞬間に一気に来そうなことが怖いですけどね、、、

為替に関しては、ドル円などは当分大きな回復は見込めないでしょう。これはニュースはもちろんですがチャート的に。月足や日足、大きな流れは下向きです。年明けも104.3くらいまでは戻す可能性もありますが、基本は100円目指しそうなカタチをしています。上がり続けるときは警戒を念のためしておきたいなーと。為替に関してはチャートが全てなので、落ち着いてチャートを見続けていきます。

中国は今何を思うのか?

元々は中国の武漢から始まったとされる新型コロナ。中国はめちゃくちゃ否定していますよね。

今となっては、どこが発端かはどうでも良くて、早く収まればいいなぁという感じではありますが。

中国に関しても、世界経済が滞ってしまうと自国に良い影響を与えないというのはわかっていること。ただ一党独裁のため、国民に文句を言わせないシステムができあがっています。

中国としては、自国のせいとも思われたくないし、新型コロナを早期に抑えたすごい国と思われたい、が本音ですよね。

中国もロシアもワクチン作っていますが、米国はその信用度に注意をはらっています。

台湾と日本、台湾と米国は良好な関係を保っていますが、中国と米国は時に良好とは言えない関係になるため、新型コロナのあとの関係が気になりますね。バイデンさんが、今まで米国が強く出ていた国々にどう出るのか気になります。穏健派と言われていますが、北朝鮮には強気とも噂が・・・。

トランプさんとはまた違う政権になるので、どうなるかを楽しみに見ていきましょう!

英国はEU離脱完了。欧州のこれからは?

英国は年末に何とかEUと合意して、離脱を完了させました。

問題となっていた漁業権に関しては、無理矢理合意した感はありますが、関係者一同ホッとしたのではないでしょうか。

なかなか合意できず、延ばして延ばして。

難しいと言われてましたが、結果できたので良かったです。

今後EU内ではフランスやドイツが強い発言権を持って主導していくことになります。

EUでは歴史的にドイツにあまり強くなられても複雑で、フランスは隣国なので警戒していますが、現在経済的にはドイツがやはり強いです。

ドイツのメルケル首相は歴史に対しての反省を怠ることはせず、ユダヤ人の国、イスラエルとも良好な関係を築いています。

信用回復は1日ではできませんから、ドイツの努力は相当なもの。それでもまだまだ20世紀のナチスのことを今でも反省し続けているのが、ヨーロッパです。

EUは今後、英国のように抜けてしまう国がないよう対策をとっていくでしょう。

元々貧富の差が国ごとによって異なる団体ですから、今回の新型コロナの影響も各国で違いがあります。EU全体で言えば、復興には時間がかかっていくことも予測されますね。

まとめ

去年から新型コロナという未知のウイルスで、移動がここまで制限されるという前代未聞な状況が起こりました。

世界各国、経済対策をしたり、ステイホームを実施していますがまだまだ元には戻らないし、患者数も増えています。

今年は東京オリンピックの年ですが、難しいのではないかと個人的には感じるところ。選手はかわいそうだけど、、、

新型コロナは夏くらいに落ち着くと言われていますが、元々WHOが出した予想は2022年でしたからね。

今年は良いニュースが増えてきたらいいと思います。

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