【地政学】タリバン問題で笑う中国、悔しむ米国

タリバンがついに復活!!20年の米国の苦労と闇

こんにちは。廣田真美です。夏の終わりの米国から中国への予想外のプレゼント。まるで中国政府の高笑いがすごく近くで聞こえてきそう。そんなアフガニスタンの政権崩壊、タリバン全土実効支配。

そもそもタリバンって何だっけ?


ことの始まりは2001.9.11。ウサマ・ビンラディン氏率いるアルカイーダのメンバーが米国のツインタワーを始め複数の場所で世界最大レベルの自爆テロを起こした。
これには世界のテロリストから参考にされている地下鉄サリン事件のオウム真理教や特攻隊を生み出した我が国も驚いたはず。
その後米国の報復により1994年から2001年までアフガニスタンの4分の3を支配していたタリバン政権は崩壊。
ただ、タリバン政権はイスラム法の厳格な解釈を行っていたし、テロや武力行使が激しく女性蔑視などの人権問題もあったので、国際社会からは批判されており一部では壊れてよかった部分も。
タリバン時代に政権にいた人は新しいガニ政権にはおらず(ということはイラクもだけど政治の知識がある人は少なく実質米国の傀儡政権だった)イラク同様アフガニスタンもまだまだ混乱している状況だった。
当時の米国の大統領は大統領発足以来の無知なブッシュ大統領。
湾岸戦争の時のブッシュ大統領(父)はイラク攻撃の際、イスラム教とキリスト教の戦いにすることをあえて避けるべく、サウジアラビアや周辺諸国との連合軍としてイラクのクウェート侵攻を武力で止めた。
一方息子のブッシュ大統領はことあるごとに無知をさらけ出した。

ブッシュ大統領(息子)の無知とは?


米国大統領なのに
・英語を理解できない人種がいると、本気で信じていなかった
・9.11のあと捏造した大量破壊兵器問題でイラクを攻める時、「十字軍の再来だ」と発言。
十字軍はキリスト教では正義だが、実情は略奪したり無茶苦茶のためイスラム地域では悪とされている。
この発言は撤回された
・独裁政権を破壊すれば、勝手に民主主義ができると夢のような期待をしていた
というありさま。
アフガン攻撃の際もパシュトゥーン人は「敵に追われている客人を守る」文化を知らず、テロリストをかくまうのかと一方的に攻撃。
そしてタリバン政権崩壊。
今年米国とNATO軍はアフガンから撤退を決断。
今年5月からタリバンはアフガニスタン国内で攻撃を開始し次々に都市を制圧。
8/15、ガニ大統領は国外のタジキスタンに逃亡し全地域制圧を表明。
そして、タリバンの後ろ盾には中国がいる。

タリバンの裏で中国は何を考えているの?


中国は「タリバンと中国が友好関係になる準備ができている」と表明。
そして「同盟国には米国がいかに薄っぺらい約束をしたか証明された」と米国を非難。
今後、中国を味方にしたアフガニスタンはどうなるのか。
国連はタリバン政権を国際的に認めるのか、まだまだ様子見をしないといけません。
しかし、中国はなぜタリバンの味方をするのでしょう?
それには中国が旧シルクロードのような一帯一路構想を完成させたいからでもあります。
中国からパキスタン、イラン、トルコを通りギリシャに行く道筋はほぼ完成しています。

ただ、新疆ウイグルからアフガニスタンを抜けていく方法は、アフガニスタンに今まで米国がいたため実現できませんでした。
今回、その米国がどいてくれるのです。
中国はそのチャンスを逃しません。アフガンを手に入れれば、ロシアとも最近中国は仲良しだし欧州にもかなりのチャイナマネーは行きわたっている、アフリカはチャイナマネーで中国に逆らえる国はいないし、反米がそこそこ多い中南米の国も資源国もあるし中国に対して悪くはないだろう。
唯一、米国よりで力を増しているインドだけは目の上のたん瘤だが、民主主義のインドは独裁政権の中国より民衆の意見を聞くため時間がかかる。
アフガニスタンを手に入れることでユーラシア大陸でも中国の影響力はさらに大きくなる。
中国の高笑いが聞こえてきそうですね。
バイデン政権は「こんなに早くタリバンが復活するとは思わなかった。だが撤退決断は間違っていない」とするものの米国内では批判が噴出。世論調査でも批判が賛成を大きく上回った。

タリバン問題、中国の動きはバイデン政権にとっても大きな試練


今年なったばかりのバイデン政権。しかも、バイデン人気からではなく「トランプじゃなければ」の消極的な当選。この問題は今後米国、中国の思惑と数多くの悲しみを持ったアフガニスタン人の混乱でしばらく解決はないだろう。
しかし、中国ってすごいな。日本が「先進国としか仲良くしなーい」とか言ってるうちにアフリカ諸国や東南アジアなどとも関係を築いてきて。ブランド思考や強いものに巻かれろ精神ではなく自らを強くしたところが
すごいなと。やはり人口が多いところは強いですね。現地に町を作るところから中国は始めますから。国家のやり方はともかくここ最近の習近平×プーチンの2大独裁者は本当に強いし、そこにトルコのエルドアン大統領、イランのハメネイ最高指導者などが入ってくると、もはやユーラシア大陸独裁ばっかやがな!!
まー独裁も少数民族を守ったり秩序を守るときに必要だったりはするけど
せめて
・現地人の安全保障
・普通に旅行に行ける治安維持
はしておいてほしいもんですね。
アフガン問題も早く落ち着きますように!!!


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プロフィール

21歳で学校卒業後、派遣社員として働く。
同じころに株式投資を始めた。
その後2008年のリーマンショックをきっかけに株・FXトレードをスタートし、兼業投資家に。
25歳で専業投資家にデビュー。 26歳から30歳までの間、世界中の遺跡、絶景の観光と世界中のエステサービスを体験する。
帰国後、起業し女性のために「女性が自分軸を生き、楽しく生きる」講座をスタート。
現在までに476名ほどの受講生がおり、専業トレーダーも58名輩出。 自分自身もDMMFXにて月利40%を毎月得ている。